肩の痛み治療に欠かせない前鋸筋

『肩が痛い!手が上がらない!』こんな症状でご来院される患者様はとても多いです。

この場合、腱板炎や肩関節周囲炎などを疑い治療するターゲットはローテーターカフばかりに目が行きがちです。

しかし大切な筋肉を見逃していませんか?

それは。。。。。。

前鋸筋です。

前鋸筋様は上部、中部、下部の線維で働きは異なりますがに前鋸筋全体の収縮は肩甲骨の外転、上方回旋に作用します。

ではでは。

前鋸筋が固くなると、どうなるの?

前鋸筋が硬直すると、肩甲骨が前方に傾き、肩や首、背中の筋肉に負担がかかります。

また、姿勢が悪化し、巻き肩や猫背などの問題を引き起こす可能性があります。

◾️肩こり

前鋸筋が硬直すると、肩や首の筋肉に負担がかかり、肩こりが引き起こされる可能性があります。筋肉が緊張していると、血流が悪化し、痛みやこりが生じます。

◾️姿勢の悪化

前鋸筋が弱くなると、肩甲骨が前方に傾き、背中の筋肉が伸展されます。これにより、肩が内側に巻かれたような姿勢になり、巻き肩となります。

この猫背、巻き肩が諸悪の根源!!

患者様によくお話しするのはあなたの肩は腕の付け根からではなく肩甲骨から腕だと思ってください。

何??

肩甲骨からが腕??

そうです。手を挙げたり回したり下着のフックを止めたりするときに必ず肩甲骨が一緒に動かなければならないのです。

その大切な肩甲骨が前鋸筋や肩甲下筋や菱形筋様が弱くなったり硬くなって動きがないまま腕だけをくるくると動かそうとするから腕の付け根が痛みを出すのです。

まさにサーフィンのパドリングがそうです。肩甲骨を動かさずに腕だけで必死に水をかく。これじゃあ肩が痛くなるのも当然です。

はい。私の左肩がそうです。

なんだお前もか!

はい。すみません。自分の体で証明するのが好きなもんで。

前鋸筋の働きがしっかりとできるようになり、肩の痛みは出なくなりました。

早めの施術が必要です。

下部線維は広くて大きいので動かしてリリースするのが向いています。

キーポイントは前鋸筋の==上部線維のリリース==です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

手が上がらない。結帯動作である身体の後ろで下着が止められない。

そんな患者様の治療効果を上げるためにこの施術方法をご指導いたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA