変形性股関節症

「変形性股関節症と診断され手術を勧められている患者様」

ご本人はなんとかご自分の足で手術をせずに歩きたいとの思いで数年前にご来院くださいました。

早朝から大学の校舎のお掃除の仕事にされており、週5日毎日13000歩ぐらいは歩きます。

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股関節のケアをしながらお仕事を続けるその姿勢に頭が下がります。

かがみ姿勢が多く階段も登ったり降りたり。水仕事で特に冬は大変です。

正直言ってお仕事がハードになると痛みも出たり出なかったりしています。

それでも仕事をしている方が楽しいとおっしゃいます。

そろそろシューズとインソールを新調しようということになりました。

シューズは当院おすすめのnew balanceです。

素足の立位では右股関節の内旋が強く、外反母趾もあり外反扁平足です。

この状態で素足で歩くと内腿部分のパンツが擦れてカサカサ音がします。

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股関節の屈曲、外旋制限があり、また大腿筋膜張筋にかなり緊張が見られます。

まずは股関節屈曲制限の原因となる臀部深層筋をリリースします。

外旋六筋に加え中臀筋の深層から骨頭後部に触れるまでしっかりとリリース。

その後仰臥位にて大腿直筋、腸腰筋、恥骨筋、内転筋のリリース。

その後は少し外旋可動域も増えてきます。

絶対に欠かせないのが大腿筋膜張筋です。この筋肉と中臀筋は働き者。つまりいろんな動きに関与している筋肉なので非常に癒着が生じやすい。

これらの瀬術終了後にシューズに軸インソールを装入した状態で歩行をして頂きました。

素足の時とは全く違い、パンツの擦れもなくなりました。これは大腿骨の過剰な内旋の改善を意味します。

週5日のお仕事はまだまだ継続していかれるそうです。

100歳まで自分の足で歩く!

ホリスティックみずほ治療院は応援して参ります。

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