モートン病

モートン病と診断された患者様」

歩行時に足の指の付け根にぴりぴりした痛みやしびれを感じたら、「モートン病(モートン神経腫)」の可能性があります。

中高年の女性に多い病気で、足先に負担がかかることで神経が圧迫されて発症します。

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 足の裏の神経は、外側足底神経と内側足底神経に枝分かれして足の裏全体をカバーしながら指先まで伸びているが、特に中指と薬指の付け根の部分は解剖学的に外部からの刺激を受けやすく、神経が圧迫されて炎症を起こすのがモートン病です。

 歩いているとき、特に地面を蹴り上げた瞬間、つま先立ちの状態になったときに、足裏の鋭い痛みや足指の先のしびれなどが表れる。また素足で室内で電気コードを踏んだ時に飛び上がるほどの痛みを訴える方もいらっしゃいます。

症状は中指と薬指の間に出現しやすい印象。

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 発症原因についてはもともとの足の形の特徴や、足の前側に負担がかかるような靴や姿勢などの環境によって、中指と薬指の付け根あたりが圧迫され神経がこぶ状に膨らみ(神経腫)、痛みやしびれの原因になります。

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患者様は寝ている時も足先がジンジンしている。

起床時の第一歩が痛い。

つま先立ちになれない。

つまり歩行時に足趾に力が入らない。

踵も時々痛い。

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第3、4足趾の間に神経種が認められ、第3足趾から小趾にかけて体重がかけられないために、母指球に荷重がかかる過ぎてそこにも痛みが出ています。

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インソール作製の依頼でご来院頂きましたが、この痛みのままではインソールフィッティングしても改善しないと判断しまずは施術をさせて頂くこととなりました。

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骨盤の変位のために左つま先に荷重がかかりすぎる。

腹臥位では右足1.5cm短い。

足関節と足趾の背屈障害が著明。

⭐︎特に非荷重時の就寝時にジンジンするというのは決して軽症ではない。

⭐︎施術

足関節背屈障害の改善

母趾屈筋のリリース

骨盤変位の調整

神経腫の周りを丁寧に指でリリース

足趾 井穴刺絡

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昨日の施術後はジンジンする感覚は消失しましたが、実際に歩行して帰宅された後にどうなるか?

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セルフケアとしてはストレッチボードに無理のない範囲で乗り、下腿後面を柔らかくする。足趾の間に手指を入れて足趾を低背屈する。(これは痛みを伴う)

1週間後のご来院時にどうなっているかでインソールの作製まで行けるかどうか?

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モートン病中々手強いですが必ず痛みは改善します。

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