今朝のテレビの放送
脊柱管狭窄症の患者さんが登場して、痺れの辛い症状を訴える。
整形外科医がMRI画像を見せながら説明する。
悪化する前に早期の手術を勧めている。
この放送を見てまた多くの狭窄症の患者様が迷い苦しむことになってしまう。
当院の患者様にも狭窄症やヘルニアの所見が出ている方もいらっしゃる。
心療整形外科の加茂 淳医師も現状に警鐘を鳴らしている!
ここからは加茂先生の投稿から抜粋
脊柱管狭窄症やヘルニアやすべり症が痛みやしびれの原因になることは決してありません。
Aさんは退職後、脊柱管狭窄症の手術、椎間板ヘルニアの手術をしましたがまだ腰や下肢に痛みがあります。
退職後というのが一つのキーワードです。
退職とは職業との離婚です。喪失感、軽うつ状態。
注意集中の対象が仕事から身体に向かうことがあります。
脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアは中高年では健常人でも効率にみられます。
それらが痛みやしびれの原因になることは決してありません。
当院の患者さんには手術をした人や勧められている人がいっぱいいます。
痛みの原因は筋肉の攣り、こわばりです。筋筋膜性疼痛症候群です。
医師はこの普遍的な病名を習うことがなく、画像診断にこだわっています。
その結果、まずい診断につながるのです。
脊柱管狭窄やヘルニアは単なる老化や外力の結果で痛みやしびれの原因ではないのです。
筋筋膜性疼痛症候群+脊柱管狭窄、ヘルニア=脊柱管狭窄症、ヘルニアによる症状と誤解
筋筋膜性疼痛症候群なし+脊柱管狭窄、ヘルニア=無症状の脊柱管狭窄、ヘルニア
ガイドラインも突っ込みどころ満載で到底受け入れることのできないものです。
若い整形外科医は
痛みのメカニズムを勉強して、心理・社会的症候群を勉強して、筋筋膜性疼痛症候群を勉強してください。
引用:https://junk2004.exblog.jp/28353074/
私は加茂先生のご意見に賛同する。
テレビに登場されている方のような慢性痛になる前に早期に痛み、痺れに対するMPSの治療が不可欠であると考える。