
内斜視の患者様のインソール製作を行いました。右眼の後天性の内斜視、右足の外反母趾による
過回内足で身体のバランスは左荷重になっています。また内斜視の影響と考えられる頸の右への
傾きから頸肩凝り、骨盤の傾きによる左腰方形筋の緊張による腰痛の自覚症状があります。

内斜視→右眼または左眼の視線が内側に向く状態。スマホの長時間使用で急増しており、物が二重に見える(複視)などの症状が出る。
過回内足→かかとが内側に倒れ、土踏まずが平らになる(扁平足傾向)状態。歩行時に内くるぶし付近の痛みや、骨盤・背骨の歪みを引き起こす原因となる。
この過剰な回内足と内斜視は姿勢において関連性があるのでしょうか?
身体の歪みの原因は眼からなのか?足部からなのか?
それは患者様が内斜視になってしまった時以前のお身体の状態を診ていなければその違いは分かりません。
元々回内足があったのか?内斜視の状態から回内足になったのか?
つまり姿勢の影響が上行性なのか下降性なのかということです。
どのように身体へのアプローチを行っていくべきなのか?
患者様の姿勢の特徴として右首が下がるという傾向が見られます。このために首や肩のこりを訴えています。

内斜視がありますが幸い右眼を抑制して見ておられますので、複視は生じていません。ただ非常に疲れるとのことです。
ご本人様でないと理解出来ない感覚で、眼が開けづらく疲労感が強い。眼精疲労とはまた違った感覚だそうです。
ただ鍼治療に関しては眼精疲労に対する施術を行った後は大変眼が楽になると喜んでいただいております。
私としては右首が下がるという状態を少しでも改善できたら、さらに全身のバランスが整い健康に動きやすいお身体になって
いただけるのではないかと考えます。
右首が右側に下がる原因はなんなのか?
眼性斜頸か筋性斜頸か?
眼性斜頸の場合 右内斜視(右目が内側に寄っている状態)の場合、典型的な反応としては「右に傾く」よりも、むしろ顔を右側に向ける(右を向く)という動作が多く見られます。
斜視による頭の位置の調整は、専門的には「代償性頭位」と呼ばれ、最もダブり(複視)が少なく、楽に見える位置を無意識に探した結果として起こります。
右内斜視があり、顔を回す(右を向く)のではなく「首を肩の方へ(かしげるように)傾ける」のであれば、単なる水平方向の内斜視だけでなく、上下のズレ(上下斜視)や、目を回転させる筋肉の異常が隠れている可能性が高いです。
1. なぜ「肩の方へ」傾けるのか?
内斜視に加えて、左右の目の高さが微妙にズレていたり、視界がわずかに回転して見えたりしている場合に起こります。
- 視界の回転を補正: 目を動かす筋肉(特に上斜筋など)のバランスが悪いと、視界が斜めに傾いて見えます。首を肩の方へ傾けることで、その傾きを脳内で水平に戻そうとします。
- 上下のズレを解消: 首を傾けることで、左右の目の高さを物理的に微調整し、物が二重に見えるのを防ごうとする「代償性頭位」という反応です
確かに患者様は内斜視で目は上転しています。下斜筋過可動も疑われます。眼科を受診されていますが複視がないために経過観察と言われています。
筋性斜頸の場合には足部からの上行性の歪みを整えていけば胸鎖乳突筋、僧帽筋などの緊張を緩めることにより頸の傾きが改善していくのでは
ないかと思います。
そこに足部の歪みの改善のためインソール処方をいたします。回内足による足長差を調整すると骨盤、肩、耳の高さに変化が出ます。
もちろん歩行に変化が生じます。回内足股関節の歩行時の内旋(ニーイン)を引き起こします。右足で立脚するたびに体の傾きが生じ
無意識のうちに疲労感が出たり、実際に膝の内側の痛みも出ています。

/当院オリジナル 軸インソール/
回内足へのアプローチが結果的に身体の歪みの改善となり、内斜視による見え方や身体の不調の不調の改善につながっていく事を
期待して、患者様と二人三脚で健康なお身体を目指して参ります。
