歯列矯正と眼瞼下垂の関係性

症状
 
□肩頸の凝り
□眼瞼下垂 歯列矯正後に発症した。眼瞼下垂の手術を受けたが症状に
あまり変化なし
□瞼の周辺の痛み
□努力して目を開けている
□現在歯列矯正中
□現在35歳 19歳の時にレーシック手術 眼科にて現在視機能に異常なしと診断される
 
 
眼瞼下垂の生じた原因を考える:
 
歯列矯正により、下顎骨の位置が変化したと考える。下顎骨の動きを司る側頭筋、咬筋、翼突筋(蝶形骨に付着する)が緊張する。
 
眼瞼下垂と蝶形骨は解剖学的に非常に深い関係性がある。瞼を引き上げる仕組みそのものが、蝶形骨を起点としているためである。
 
1.  筋肉の起点(起始)としての関係
上眼瞼挙筋は蝶形骨の小翼に起始する。歯列矯正後に下顎骨に歪みが起こり蝶形骨がわずかに傾くと、上眼瞼挙筋の張力が変わる。
 
2. 神経の通り道としての関係
  瞼を動かす指令を伝える動眼神経は、蝶形骨にある隙間の上眼窩裂を通って目に届く。三叉神経は正円孔、卵円孔を通る。
  かみ合わせの変化が神経系にストレスを与え瞼の挙上命令を弱めている可能  性が考えられる。
 
3. 急に瞼が下がった場合には蝶形骨周辺での神経の圧迫があるため、早急に眼科を受診しなければならない。
矯正開始から約3ヶ月で朝起きたら眼瞼下垂を発症し、眼科受診済みで原因不明の診断がでている。その後下垂の手術を受ける。
 
4. 複視なし 眼球運動にはそれほど異常なし 輻輳運動も正常 
 
5. ウインクができないことが判明 健側側(右眼)
 
6. へリングの法則 人の身体には左右の瞼を均等に上げようとする脳の
  仕組み(へリングの法則)がある。
 
下垂している側→瞼を上げる力が弱まっている
反対側(ウインクができない)→ 脳が下垂している側を上げろ!と強 い指令を出し続けるため、反対側の眼も常に見開く方向に力が張り過ぎてしまい、逆にに自分の意思で閉じることが難しくなっている可能性がある。
 
片方の眼瞼下垂と反対側のウインクができないという症状が同時に出ている場合、単なる骨の歪みというよりも顔面全体の神経、筋肉のバランスが大きく乱れている可能性が考えられる。
 
7. 三叉神経(咀嚼)と顔面神経(表情)の混乱
矯正中の痛みやかみ合わせの変化により無意識に片側で強く食いしばったり、筋肉の緊張でその周囲を通る顔面神経の働きが抑制され、瞼の開閉がスムーズにいかなくなる可能性
 
8. 下顎骨が変位しそれを支える側頭筋や翼突筋が左右非対称に緊張すると目の周りの骨格を支える筋膜に捻じれが生じる。これが片方は下がり、片方は閉じにくいという左右差を強調している可能性
 
9. ミューラー筋の過緊張 瞼を上げる筋肉の補助筋 自律神経支配手術で無理に引き上げたり、骨格の歪みで常に引っ張られたりするとこの筋肉が悲鳴を上げる。
 
10.物を正面で見るのがつらい。視線を下げたい。
ディープバイト(過蓋咬合)と猫背によって、蝶形骨が前方に傾斜していることが原因かもしれない。
 
過蓋咬合は下顎骨を後上方へ押し込む。下顎骨が押し込まれると、その圧力が側頭骨を介して蝶形骨に伝わり、蝶形骨が前傾する。
 
蝶形骨が前傾するとその上にある眼窩の角度が変わり、視線が自然と下を向く設定になる。そのために正面を見ようとすると筋肉に無理な力が加わる。つまり上眼瞼挙筋に過剰な負荷をかけている。痛みが出る。
 
11.前方頭位になると視線を水平に保つために後頭下筋群を強く収縮して顎を上げている。上眼瞼挙筋や前頭筋も過緊張状態
 
正面を見る=常に筋肉を全力で収縮させる状態のため痛みが生じ、視線を下げて筋肉を緩めたいという欲求が脳からでる。


 
 
解決策を考える:
1.顎を引く努力が必要 後頭下筋群の緊張を緩める。
 
2.パソコンの位置を下げる。視線を下げて見ることができる。
 
3.両耳を引っ張る 蝶形骨と側頭骨に隙間ができる 
 
4.視線を下方に誘導する プリズムレンズ パソコンの光刺激も三叉神経を刺激するのでカラーレンズ使う
 
蝶形骨の前傾を調整するにはどうしたらよいのか?
 
5.後頭下筋群が過剰に収縮すると蝶形骨が前傾する。この筋群を緩める
 
6.側頭筋と咬筋を緩める
 
7.舌の位置を治す スポットに置く

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