ダウン症のある少女のインソール製作

2023年初めてのご来院が小学5年生でした。あの頃はコミュニケーションが取れず、足のサイズ測定にも30分以上かかり中々大変でした。
そのころから外反偏平足が強く足部はぐにゃぐにゃで、歩行もバタバタと左右に大きく揺れながら歩いていました。

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外反偏平足
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外反偏平足

2026年1月13日 2度目のインソール製作

中学一年生になり身長も足長も少し成長し、コミュニケーションも以前とは違ってかなりとれるようになっていました。
足長測定はあっという間に出来て、足圧測定もちょっぴり嫌がりましたがスムーズに行えました。素晴らしいご成長です。

低緊張のお子さんの姿勢改善には親御様のご協力が必須です。インソールをいれて歩行をするだけでは中々改善しない子もいます。
私の感覚ですと半々ぐらいの割合で、インソールのみで歩行改善し姿勢が安定するお子さんがおられます。

〇食事の時に必ず足を床につける事
〇食事の時だけは大変ですが、肘をつかずに食器やお箸を持つ事
〇イスに深く腰掛けてなるべく背筋を丸めない事
などなど。
毎日となると親御様も注意をするのが大変です。しかしながら小さいうちに頑張ったお子さんは成長期の姿勢に差が出ています。

もし学校で側弯症と言われたら?

整形外科を受診されてもっとひどくなった場合にはコルセット装着もあると言われたそうです。
当院の患者様には思春期にコルセット装着のご経験を持つ方や、側弯症で手術をした方がおられます。
手術の大変さは想像を絶するものでボルトが入った背骨の写真を見ると本当に大変なことであると痛感します。

思春期のコルセット装着も相当な辛さだったと教えてくださいました。
夏場は地獄です。と。。。

側弯が進行しないように何か手立てはないのか?
ダウン症のある少女がいまから定期的に運動をするということも簡単なことではありません。

背骨の側弯の原因はもしかしたら眼?

よくよく親御さんに伺うと眼科で弱視と診断されて眼鏡を作ったそうです。
しかし良い方の片眼で見れば、視力は0.9あるので親御様も眼鏡は掛けなくてもいいと判断されたそうです。

少女の頸の傾きは片目で見ているからなのではないでしょうか?
よく見ていると右に首を傾けて、右を前に出して見ています。

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頸の傾き

眼科で処方された眼鏡が掛けられない!

多くの障害をお持ちのお子さんが眼科で眼鏡を作ったが、中々掛けてくれないということをよくお聞きします。

特に片眼の視力がある場合に、ご本人も不便をあまり感じなかったりすると掛けてくれません。

これもまた親御様のご協力が必要です。

側弯症が進行してコルセット装着の必要性を心配する前に!

なんどもご説明させて頂きました。もしそうなっても絶対にコルセットはつけてくれません。
見ている親御様も気の毒になって外してもいいか?と思うはずです。

今からコルセットの心配をする前に眼鏡をかけさせる努力をしてみてください。
両目でしっかりと見ることができたら、いまよりも首の傾きは改善して背骨の歪みもいい方向に向かうと思われます。

眼鏡の役割は視力が上がればいいというものだけではないのです。
両眼視がしっかりとできるということ。
真っすぐな背骨の成長に欠かせないことなのです。

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